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2009年6月 1日 (月)

歴史の謎プロジェクト「歴史人物ウラの素顔」(KKベストセラーズ)

■相田みつを的な
他に読む予定の本(もう手元にあって待機中の本もある)が沢山あるのに、空き時間に読む本が欲しくって、ついつい買ってしまった本。少し真面目に日本史の勉強をしようと思って、最近は本屋に行ったら歴史本コーナーを必ず見るようにはしてるんだけど、何冊か手に取ってはみるものの結局読みやすそうな雑学系の本に惹かれてしまうんだ。

本屋さんで最初のほうの二宮尊徳前田利家の話をパラパラと読んで気に入ったので、中身をロクに確認せずに(またかよ)即購入。
雑学系の歴史本は数多い。だが本書の良いところは人物たちへの視線が温かいところだ。偉人たちの唖然とするような或いは全身から力が抜けていきそうな、どうしようもない本性を暴きつつも、だってコイツらも人間だもの・・・という相田みつを的な大らかさを感じるところが非常に好ましい。功績は功績としてちゃんと記述してくれているバランス感覚も歴史雑学本としては立派である。
ほら、ときどき鬼の首でも取ったように「○○は大嘘!」「○○は本当は××だった!」と書き立てる本があったりするけど、自分はそういうノリが面白いとは思えないんでねえ。(他人を罵った後と似たような後味の悪さがイヤだ。笑)

■やりたい放題のモテ男と姉さん女房
当ブログ的には「四章 その傍若無人ぶりに大迷惑な人々」について触れておかなくてはならない。
この本、三章の呆れ返るような色恋沙汰の連続が読者に脱力感を味わわせ(?)、その後に変人だらけの四章が追い打ちをかける、という凝った仕掛け(?)になっている。

そして、この章の筆頭は誰あろう勝先生shineじゃないか(爆)。
奇行で有名な兆民、「片付けられない男」北斎らを抑えての堂々のトップ。天晴れだ。

んで、この先生の何が大迷惑かって、ヤリたい放題ヤッている点である。

今回初めて見る数字に、現在わかっているだけで「7人」というのがあったが、今後研究が進むとその数字が増えそうで恐ろしい。(この本の初版が2007年なので、2009年現在は実際増えてたりして。爆)あ、何の数字かについては伏せておくことにするね。

まぁ、モテないよりモテるほうがいいに決まってる。
何だか相手をその気にさせてしまっているふうだけど、それも仕方ないか。
仕方ないかもしれないけど・・・でもねぇ。
弟子の分際で師匠に意見を言うのは生意気だと知りつつも、これだけは言わせてもらうよ。

「麟さん、あなたは種馬かい!」

・・・ゴメン、お上品で。(爆)

良妻賢母として有名な、妻のお民さんは、先生より2つ年上だけど6年長く生きた。
その6年間はきっと神様からのプレゼントpresentだったに違いない、と思った次第。貧乏だけど優しくて頭が良くて武術が上手で牛若丸みたいな年下の男と結婚したと思ったら、この有様。悲惨である。
本書は、そんなお民さんに同情と労いの気持ちを示しつつ、勝さんの豪快かつ奔放なモッテモテ・ライフ(違)を面白がっているようなところもあって、読んでいて思わずニヤリとしてしまった。

なお、ちょっと自分が知ってる史実と違うかな?と思う記述もありました。
ま、大迷惑には変わりないんで、別にいいや。

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