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2009年9月 3日 (木)

9月1日の防災の日絡みで。

大正12年9月1日、午前11時58分44秒。
マグニチュード7.9。
ちょうど、お昼時だった。あちこちで火の手が上がる。火災発生件数は実に136件。
折しも能登半島付近を北上していた颱風のため、関東地方は強風が吹き荒れていた。

倒壊せんとする建物から命からがら逃げ出して広場に集まった人たちを、今度は火災旋風が襲った。

火災旋風。

その名の通り、炎の竜巻だ。周囲の酸素を使い果たした火が、周囲から新しい空気を取り込んでいく過程で生まれてくる炎の怪物。火炎に向かって空気が吹き込んでくることで上昇気流ができ、渦巻く巨大な火柱が誕生するのだ。内部は秒速100㎞に達する凄まじい熱風が吹き荒れる。鉄が蒸発する温度を超えるという高温だ。因みに鉄(Fe)の沸点は摂氏2750度。(一応化学の教科書で確認したから、間違いない。)

そんな怪物があらゆるものを焼き尽くしながら新しい空気を求めて彷徨うのである。まるで地獄だ。
被害は次々と拡大した。

その震災の炎がおさまったのが、9月3日の午前10時。
地震発生から2日が経過していた。

建物の倒壊、物の落下、火災、津波、山崩れ、土石流。
死者10万人。被災者190万人。被害総額100億円。
多くの大切なものを失った人々を慰めたのが、この年の7月に生まれた童謡、「ゆうやけこやけ」だったとも言われている。

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