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2009年9月25日 (金)

勝先生と詩吟の会@洗足軒

面白半分に、或いはヤケクソになって勝先生の逸話を晒すシリーズ、不定期更新。
今回は「洗足軒」でのエピソード。

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ある晴れた夏の日、先生の別荘「洗足軒」で明治詩界の諸老が集まって吟詠をしたことがあったそうだ。
向山黄村さん、宮島誠一郎さん、岡本黄石さん、杉浦誠さん、木村喜毅さん、津田仙さん等、漢詩の得意な先生の友達が勢揃い。吟詠会は大いに盛り上がった。

日も傾きかけた頃、誰かがふと気付いて言う。
「そうだ勝さん、あなたもひとつお詠みになれば宜しいに。せっかくこうして集まったのですから。」
「そうです。是非拝聴したい。」
えっ、と友人たちの顔を見渡すと、皆にこにこと頷いている。先生は顔をクニャリと歪ませて、
「ハハッ、参ったね。あたしが詩は出鱈目だよ、拝聴してえも何もねえでしょう。詩のほうはお集まりの皆さんに一切お任せいたしやんしょう。まぁ、代わりにといっちゃあなんですがね、発句ならばあたしだって負けぁしませんが、それでどうです。」
「なるほど、発句ですか。」
「そりゃあいい。是非ともひとつお願いします。」

先生は一瞬ニヤリと笑った。「では」と徐に紙と筆をとると、一呼吸置いて、サラサラと書いた。

「べらぼふが べらぼふ云ふて 夕涼(いうすゞみ)」

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「夕涼」をする「べらぼふ」というのは先生自身のことかな。
お得意の「自分を茶化して終わる」パターンと見た。

・・・某公共放送の回し者ではないが、ついでなので宣伝。

■「俺がやらなきゃ誰がやる ~勝海舟 第2の人生の使い方~」
http://www.nhk.or.jp/historia/

おまいら10月14日(水)22:00はTVの前に集合な(違)。
チャンネルは「NHK総合」だぞ。(更違)

22:00か・・・その時間までに家に帰れる自信がない。笑

なお、次回放送の嘉納治五郎さん。この人も先生に縁のある人だ。見られたら、見よう。

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