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2009年10月 8日 (木)

映画「憑神」(感想メモ)

一応「幕末モノ」だし、釜さん(榎本武揚)・麟さん(勝海舟)が登場したんで、感想くらいはメモっておく。但し、箇条書き。片手間に観ていただけだから。
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■少女の姿をした「死神」の存在感が物凄い(笑) 神の癖に主人公に対してあんなにシンパシーを感じてていいのかよ?と思ったが「武士の死にざま」がテーマなら、仕方ねえか。
■個人的にシンパシーを感じるのは、ぐうたらな兄。続編があるなら、幕末を生き延びた彼が商売(骨董商とか)に手を出して破産しかけ、赤坂氷川町の某御屋敷の門をくぐるシーンとかはありそうだな。
■実は浅田次郎て先生がどんな大先生なのか当方全く知らんのだが、この原作者は釜さんのことは高く買っていないのだろう。「歴史は生き残った者によって書かれる。死人に口無しだ。生き残ったテメエらばっかりいい思いしやがって…」みたいに思ってやしないだろうな? 榎本釜次郎をナメるな(笑)
■麟さんは「チョイ役」である。何のために江口洋介を起用したんだか(笑) まあ、主人公とは別の人種のサンプル的役割、主人公が若い世代に「生き残れ!」と言い残すことになるキッカケを与える役割での御登場なのかな。どんまい、勝先生。
■釜さんといい、麟さんといい、ケイキ様といい、人物描写は如何にも薄っぺらだが、この人たちを描くことで生き方の標本を展示したかっただけなのなら、まあ止むを得ないか。
■新しい知識と武器とで「反乱軍」と戦い、新しい社会を別に作ろうとした、洋装+日本刀の釜さん。とうの昔に武士の時代を見切っていながら、その幕引き役なんか引き受けちまった麟さん。この話の中では、「命あっての…」とばかりにスタコラ逃げる、やたらヘタレなケイキ様。そして、若い世代には生き残って新時代を担えと言う一方で自分は主君の体面を保つ演出をすることで武士の誇りを守り死ぬことを選ぶ主人公。人生いろいろだ。
■「武士の誇り」とやらは埃を被っているが、まだしっかり生きていたんだ、って解釈の作品てことでOK?
■「大義」って何だ?と考えさせられた。よく「大義のために死ぬ」とか言うけどさ、何かを守ろうとして結果的に死んじゃったんならともかく、わざわざそのために死ぬなんてことがあるか。命を捨てる覚悟がありゃあ人間何だってできるだろうよ。「大義のために死ぬ」なんてのは、結局は「俺のため」にカッコよく死んでるだけで、オノレを捨てている訳じゃないんだ。
■「大義のために死ぬ」ことに賛成はしない。「大義のために死ね!」は最低だ。
■いろんな生き方があり、その数だけ「大義」があるというのが本当じゃないのかね。
■地上波でタダで見るなら文句ナシの娯楽映画。映画館で金払って真剣に観ろ、と言われたら平に御免被る(笑)

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