« ペニシリン。 | トップページ | 午後の紅茶 チョコレート »

2009年11月11日 (水)

メモ:「JIN -仁-」第五話 +リョウマのキャラクター考。

■山田先生、すっかり仁先生のシンパだね。いいキャラだ。
■咲さんの「皆さんでどうぞっ!」は面白かった。せっかく喜んで貰おうと「青カビ」を持参したのに先生がいなかった。その戸惑いの表情といい、それを隠すための振る舞いといい、可愛い演出だったと思う。弁当だと思って喜んだお医者さんたちも何とも可愛らしい。人間っていいな、と思える場面だった。
■咲さんの「イテッ」には笑った。御旗本の姫様っぽくないとこが^^(まぁ「殿様」と云われる立場の勝さんが「べらんめえ」なくらいだからな。爆)
■花魁の野風さんが、夕霧姐さんの「おさらばぇ・・」に「あい、おさらばぇ。」と切ない笑顔で応えるシーンね。あれ、凄いわ。中谷さんと高岡さんの演技も良かったんだが、これ脚本や演出も相当イケてるよ。「行かないで~え」とかってぎゃあぎゃあ騒がないところが却って悲しみ(そして哀しみ)を際立たせている。
■梅毒の患者って本当は見た目的にももっとヤバいものらしいが、しかも病状が進むとペニシリンもロクに効かないものらしいが、そんなとこでリアリティを求めるのは無粋ってもんだろう。結局大事なのは「何を表現したいのか」という部分であり、観たヤツらが「何を感じるか」なのである。そこで作り手と視聴者の心が少しでも繋がれば、成功なんじゃないかね。
■洪庵先生、予告では死にそうになってたな。そういやこの御仁、文久3年に亡くなっちまうんだった。
■佐分利先生@華岡流・・・ハメられるのか(怖)いよいよ「出る杭は打たれる」モードに突入なのかな。
■龍馬の中の人(=内野さん)、今回も如何にも目が悪そうな目つきが宜し。(自分も目が悪いから、ああいう表情になるのは納得。)龍馬、勝先生んちの居候の癖に小さくなってお行儀良くしたりする気がなさそうなとこがウケるし。「こーゆーヤツだ」(←よく通る声+凄い早口)って諦めてる(?)先生も素敵だ。

-----------------------------
【坂本龍馬と云うキャラクターについて】
龍馬はガサツなわけでもお行儀が悪いわけでもなくって「常に自然体」で振る舞っていただけなんだ、と自分は密かに考えている。
ついでに小汚いのが好きだったワケじゃなくて、無理して見栄を張ったりしないだけだったんじゃないかとも。
唐突だけど元首相の細川護煕さん、あの人は若い頃乱雑な部屋で暮らし、いつもヨレヨレのコートを着ていたそうなんだが、どうも龍馬も似たところがあったんじゃないかと思えてならんのですわ。

彼の書いた手紙や遺されたエピソードから考えると、物事に凝滞せず形式や外見にも拘らないが、人に対しては驚くほど繊細な気遣いができた人、人の気持ちを大切にし、また深く理解しようとした人だと思えてくる。
そういうところが彼を人気キャラクターにしているのかもね。
そして、彼を温かく受け容れてくれた幕臣の大久保一翁さんのような超一流の硬骨漢や、彼を可愛がってくれた師匠の麟太郎先生のような煮ても焼いても食えない男(褒め言葉)にはない魅力になってるんじゃないかと思ったりもするわけです。

なお、本当にお行儀が悪いのは、龍馬ではなく師匠の麟太郎のほうだと思うよ^^;

本を読むときはゴロッと「寝読み」。気がつくと袴のポッケにズブッと手を突っ込んでいる。酷いと両手とも。
着物が肌にまとわりつくのが嫌いで普段から糊のきいた着物を着ているが、それでも暑ければ褌一丁でゴロ寝。夜になるとそのまま布団をかぶって寝てしまう。
夏でなくても寝るときは何故か着物を着ていない。
その姿で手水場へも行くが、それも面倒になると庭に小便を飛ばして面白がっている。
んで、ときどき女中さんを(以下略)。
晩年(しかも最晩年、亡くなる1年半ほど前^^;)になると流石にお民さんから「あなた、そろそろいいかげんに着物を着てお休み下さいなannoy」と叱られたらしいが、帯を締めると窮屈で鬱陶しいので、羽織るだけで勘弁してもらっている。
褌一丁で井戸端に行きザブザブ水をかぶる習慣は、爺さんになっても続いていたらしい。

司馬先生なんかは、そういう麟さんのワイルドさが苦手だったようだ。
何で読んだか忘れたけど、裸で寝るとこをやたらと非難していたそうだし。(どんなふうに非難されてるのか、ちょっと読んでみたい。笑)
「オン」のときの麟さんは洒々としていて見るからに気っ風の爽やかな江戸っ子だったようだが、「オフ」になるとオス♂っぽい部分が前面に出てきてしまう、とんでもない男だった・・・ということか。

自分はそういう変なとこも含めて好きだけどね。だって突っ込み所満載で面白いもの。(寧ろ大好き。笑)
でも、勝さんのワイルドな一面を気味悪がる人の気持ちも解らなくはない^^;

まあ、それはともかく。
「大政治家」勝海舟と「名交渉人」坂本龍馬の師弟コンビのことを思うにつけ、必ず考えることがある。


『人生を決めるのは人との出会いかもしれない』
、ってことだ。

歴史は随分と奇跡的な出会いを用意したものだと思ったが、彼らが折角の邂逅を蔑ろにしないだけの見識や好奇心を持ち合わせていた点を考えると、これってただの偶然や奇跡じゃないんだよな。

折角誰か(何か)と出会うチャンスがあっても、それに気付かずに「素通り」しないようにするためには、日頃の心懸けも大事だってことなのかね。

|

« ペニシリン。 | トップページ | 午後の紅茶 チョコレート »

テレビねた」カテゴリの記事

勝先生と愉快な仲間(幕末明治ネタ)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1147858/32168431

この記事へのトラックバック一覧です: メモ:「JIN -仁-」第五話 +リョウマのキャラクター考。:

« ペニシリン。 | トップページ | 午後の紅茶 チョコレート »