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2009年11月23日 (月)

雑感 : 龍の字ッ!! (JIN第七話)

キッ○ー○ンよりヤ○サの醤油のほうが美味いと思っていたことを、大声で白状したくなるような回だった。
ドラマの中の話だって解ってるんだけどさ・・・しかし、何だこのリアリティは。

■さよなら、洪庵先生。
種痘を広めるのに血の滲むような努力を重ね、理解してもらえなくって辛い思いもし、故郷から離れて故郷を思いながら、医術の発展の為に尽くした緒方洪庵先生。この人を仁先生の理解者とし支持者としたところに作者(原作者か?)の教養の深さを感じたのは、自分だけ?
おそらく、洪庵先生は貴賤貧富の差で医療が受けられる人とそうでない人がいることを悲しみ「平らな世」のために・・・という話をしたんだろう。今の世の中だって、科学の進歩とやらの恩恵を受けられない人なら沢山いるよ、洪庵先生。

■未来さんの位置付け。
勿論「未来(みらい)」の象徴なんだろうけどさ。ストーリーそのものに必ずしも関わらなくてもよい存在なのかもしれないとは思うんだが、でもほら、毎回仁先生が写真に向かって話しかけるだろ、あれって一種の「総括」だと思うのね。そういう意味ではストーリー自体より、ドラマの進行に必要な人物なのかもしれぬ、と思った次第。

■勝先生の位置付け。
要は「冷めた覚醒者」か。この人はいつもニヤニヤしているか白っとぼけているか、どちらかだが、この人だけは「道に迷わない」キャラクターとして描かれていると見た。まあ、リアル勝先生も、誰よりも時代が見えていたにも関わらず最後まで迷わず幕臣であることを通した御仁だったからねえ・・・。

■労咳の薬って、何とかマイシンだよな・・・くそっ、名前が出てこねえ。流石の仁先生もそれは作れないか。

■自分だからこそ出来ることは何か?
これが今回のテーマかな。
海岸で語り合う師弟コンビ。外国の軍艦を幕府が修理し、その修理してもらった軍艦が同じ日本の長州を叩いている現実に納得できない龍の字。「センーセィはそれでええがかっ!?」と師匠に詰め寄るが、詰め寄られた麟さんは白ッとぼけた表情のまま言い放つ。「おいらァ幕臣だよ。」幕臣だから何でもやれる。幕臣だから呑まなきゃなんねえこともある。そこでリョウマは気付く。自分は何にもない。しがらみもない。そんな一介の浪人者だからこそ、できることがあるのではないか・・・と。
仁先生も出来ることを精一杯やろう。一生懸命やった先にある未来が悪いはずはない、と心に決める。
洪庵先生も、仁先生の医術とより良い未来のために出来ることをした。山田先生も命がけでペニシリンを守った。(山田先生が出てくると和むわ。笑) あとは・・・恭太郎さんだけかね。
「今自分に出来ることを精一杯やる。それが現在、そして未来に対する責任だ。」そんなカンジかねえ。

そんなアナタ(って誰だよ)に、一言。

「人は皆さまざまにその長ずるところ信ずるところを行へばよいのサ。
社会は大きいから、あらゆるものを包容して毫も不都合はない。」


出典は勿論「氷川清話」。(爆)

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メモ:濱口梧陵 (1820 - 1885)
7代目・濱口儀兵衛。実業家、社会事業家、政治家の顔を持つ実力者。幕末期に医学の発展に大きく貢献する活躍をしたのは史実。
彼の友人に渋田利右衛門さんって豪商がいる。彼は自分が援助していた貧乏な若者に「私が死んだら困ることもあろうから」と濱口さんを紹介したことがある。その話と「JIN」第七話はまったく無関係なのかなあ。・・・その若者こそが「軍艦奉行並」なんだが(笑)

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