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2010年3月16日 (火)

やっぱり観ちまった・・・大河ドラマ「龍馬伝」。

あまりにグダグダで気持ち悪いから「もう見るもんか」と決めていた筈の大河ドラマ「龍馬伝」だが、前回、前々回と続けて観ちまった…テレビ着けたらたまたま放送中だったんでな。いずれも途中からちょっと見ただけなんだけど。まぁアレだ…「怖いもの見たさ」ってヤツですわ。
 

主人公(龍馬コスプレ)が女とイチャついてる間に人として成長し、土佐では主人公の株が急上昇。みんなが龍馬龍馬とマンセームードである。
剣術はもともと何故か強いから(但し構えも気合いの声も全然強そうではないのだが)人間的成長には役に立たず、大きな歴史的事件も既に巨視的な視点を持っている主人公には何ほどのことでもない。
事件が起こるとしゃしゃり出てきてイキナリ偉い人に会って認められるが自己が確立してる立派な人間なんで簡単になびかない。
ほーらね、やっぱり龍馬って凄いだろ。
攘夷などと言って騒いでる了見の狭い頭のオカシイ連中とは違うのさ。
 

…ってさあ、もうね、馬鹿じゃねえかと(笑)
 

安政の大獄→桜田門外の変は、軽く終了。
幕末維新のターニングポイントを殆ど無視して幕末を描こうってんだから、脚本家は余程の天才か身の程知らずか、どちらかだ。

 
あとさ、万延元年ならばリョウマの生涯の師・勝麟太郎がアメリカから戻っている。
 
ボロ船・咸臨丸がやっとこさ江戸湾に錨を下ろしたかと思ったら、船番所の役人たちがドヤドヤと舷梯(げんてい)を駆け昇って船に乗り込んでくる、という出来事があった。
「今から船内を取り調べる」
「何だテメエらは。誰の許しがあって乗り込んで来ゃあがった。折角無事に帰(け)えってきたと思ったら何だ、随分ご大層な挨拶じゃねえかオイ。労(ねぎれ)えの一つも言えねえのかコノ唐変木」
「何ぃ? 」
「おぬし、何者だ」
「おいらか。軍艦操練所の勝麟太郎だ」
ここでナレーションと字幕とで麟さんを軽く試聴者に紹介するついでに役人の台詞で桜田門であったことを説明。
「へぇ、水戸の浪人ねえ。メリケンにァ水戸人なんざ居ねえよぅ。なぁオメェさん、考えてもみねぇ、おいらたちがメリケンに向かったなァ正月だぜ。水戸の浪人をこの船に乗せてゆけるわけがねえじゃねえか」
「うむ。確かに仰有る通り。・・・よし、みんな戻るぞ。それでは勝さま、御免被ります」
ニヒルな笑顔で役人たちを見送る麟さん。「こりゃあ幕府は長くァ保(も)つめえさ」と呟く。
 
・・・みたいなシーンがあってもいいと思うぞ。(笑)
 
 
まぁリョウマが師匠に選んだ男がどんな男なのか、この脚本家に関心があるとも思えないからな。彼がリョウマにとって大きな存在であったとも思ってねえだろうし。(リョウマ以外はみんな通行人Aレベル。笑)
安政の大獄&桜田門外の変<<<<色恋沙汰、っていうドラマだから。
しかし龍馬コスプレ以外のヤツらがアホウに見えるドラマというのも罪深い。
周囲全員をアホウとマンセー要員に仕立て上げた「篤姫」と同じ匂いがする。
 
以下、雑感。
 
■また土下座系のシーンか。
■また顔アップか。役者の年齢が目立つだろ。
■ハッキリ喋れ龍馬コスプレ。聞き取りにくいぜよ。
■また現代人目線の主人公かよ。「喧嘩は無益、話し合おう」って路線か。学芸会なら許す。
■吉田東洋が恐すぎる(笑) 眼光が鋭くってやたら迫力がある^^;(その点は評価。)
でも、歳を取りすぎているし、それに描かれる人物の器が小さく薄っぺらい。
郷士の一人にしか過ぎない龍馬ごときが勤王党に入ったからって衝撃を受けて弥太郎に詰め寄るなんて馬鹿もいいとこだ。あれで龍馬の大物感と人たらし感を出そうっていう偽エピソードのつもりなんだろうけど、人を馬鹿にしてると思う。
リアル東洋はあんなんじゃないよな・・・きっと泉下で苦笑いしていらっしゃるに違いない。
■本当にこのドラマ、ミュージシャン系の人の学芸会じゃないだろうか。三味線のサービスは要らんだろ。 

 
しかし幕末モノのドラマってのは得てして埃っぽくって地味だよね。(今回特にコーンスターチと雨と泥しか印象にない^^;) 地味な服装の下級武士と暗殺集団ばかりが目立つ。
煌びやかな装束が見られないばかりか、豪華な鎧甲もなし、キャラクターの差別化を容易にするアイテムも少ない。
龍馬や晋作はブーツやピストルやザンギリ頭や何かで多少は目立てるし、新撰組だって史実通りにやらないのなら例の浅葱色の制服(違)を着せていれば雰囲気は出るかもしれないが、それだけで人物一人ひとりの個性を華やかに演出するのは難しい。
学者とか幕閣の連中なんかは少し違ったキャラクターにはなるんだろうけど、彼らは別に変わった格好をしてるわけでもない。
たとえば幕臣の勝麟なんかは充分に変わったキャラだけど、地球儀でも持たせて船にでも乗せとかなけりゃ見た目はただの侍だ。小粋な男前に仕立てたところで絵的に渋すぎる。
 
服装などで個性を主張しにくいから、結局は脚本や演出で、或いは俳優の力量でキャラクターを動かすしか、鮮やかにキャラを立たせる方法がない。 
だからこそ脚本家は人物を丁寧に生き生きと描かなくてはならないし、キャスティングもそれなりじゃないとダメなんだと思うんだけどなあ。
 
 
あの脚本家は一昔前に帰って一生「トレンディドラマ」でも作ってりゃいいと思う。

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受信: 2010年3月16日 (火) 02時14分

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