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2010年4月12日 (月)

原作=遠藤明範・漫画=神宮寺一「幕末めだか組②」(講談社)

私は飽きっぽい。
他に面白いモノがあれば直ぐプイと何処かに行ってしまう。
だもんだから、いつも何かに興味を持ったら「飽きるまでは、とことんハマる」ことにしている。(「飽きるまでは」ってのがポイントね。笑)
 
そして何故だか異様に長続きしている「脳内幕末明治まつり」。
歴史モノにハマるなんて潜在意識の中に逃避願望でもあるのかと思ったこともあったが、創作的な要素があるにせよ、あくまで史実にベースがあること、現代との繋がりを意識せざるを得ないことを好み、完全な空想の世界に惹かれたりその世界観にのめり込んだりするのを好まぬという点から考えると、まあ「逃避」ではないな。心理学で謂うところの「同一視・同一化」に近い効果を求めているのであろうと思われる。
 
 
ともかく、漸く「めだか組」2巻getである。以下、雑感。
 
■巻頭に1巻までの主要な登場人物の紹介が。操練所の教頭先生(正しくは「教授頭」)の名前は間違いなく「佐藤与之助」になっている。やっぱり「あの」与之助さんだ。リアル与之助さんは地味ながら現場でゴリゴリとその実力を発揮する秀才だが、この漫画では心配してるか怒ってるかのどっちかだな(笑)
 
■やんちゃ上等、能書きは後、兎に角やってみろ、結論を急ぐな、テメエの頭で考えろ、そして志を大事にしろ。操練所の教育方針はこんな具合か。何せ校長(創設者…が正しいのであろうな)が学生以上にやんちゃな江戸っ子先生だからね…リアル操練所の方針も概ねこんなようなもんだろう。
 
■遂に人気者・新撰組Sさん登場。
 
■そして斜に構えた慎三郎の過去がちょろっと明かされる。剣が強い理由も、旗本三男坊という理由の他に自らを「厄介者」と称する理由も。
 
■べろんべろんに酔っ払った作左衛門さんの「校長のモノマネ(違)」、不覚にも笑ってしまった。アレはクラスメートの窮地を救うだけのインパクトはあったろうよ…。
 
■なんか薩摩藩の連中がチラッと出てきたよ? 顔は影になってたけど妙に身体のでっかいのもいるし。彼らと隼人はどんな関係なんだろ。
 
■この巻の主人公は事実上蘭丸ちゃんだな。遂に彼の正体と過去が明かされちゃう訳だが(泣)
最後に「自分自身の夢」を再確認するシーンはちょっと感動的だ。
 
■蘭丸ちゃんの件。150年後の現代でも「異質」なモノに対しては露骨に否定的反応をする奴はいる。異質と知れると昨日までの彼と何が変わったわけでもないのに態度をコロッと変える奴もいる。また自分が差別していた人種が自分たちと肩を並べようとすることに我慢ならない奴もいる。
ただ、ここに出てくる何人かのクラスメートや操練所勤務の面々のように、優しさ・屈託のなさを以て接してくれる人もあれば、入学を気持ち良く許した校長みたいな懐の深い人間もいる。頑張れ、すべての「蘭丸ちゃん」。
 
 
…第1巻での日高丸の一件の後、例の英国軍艦の艦長と校長がこんな会話をしている。
 
艦長「とんでもない連中を集めましたな、ミスター勝」
校長「ああ、日本海軍の将来もこれで安泰よォ」(ニンマリ)
艦長「OH…」(絶句)
 

幕府海軍ではなく日本海軍の未来を担う人材を育てる操練所。確かにワケアリ個性集団の「めだか組」こそがその象徴的存在で、校長は彼らの成長を相当楽しみにしているのだろうとは思ったが、2巻を読んで、ますます校長の「将来は安泰」発言は本音だろうな、と思えてきた。いつもニヤニヤしているが、ああ見えてミスター勝(!)は本気だ。
 
 
早ぇとこ次が読みてぇんだがね。(←校長の口真似)

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