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2011年4月23日 (土)

ちょっと責任の話。

シカト。 
 
十点を意味する花札の鹿さんの絵がプイっとそっぽを向いてるから、知らんぷり=鹿十(シカト)なんだが、別に花札の話じゃないよ。
今、ちょっと話題になってることがある。
 
それは、夜のニュースで見た避難所のご夫婦(特に女性のほう)と総理大臣とのやりとりについて。話題に参加していた人みんなが「あちゃー・・」と思ったシーンだ。
TVのモニターの向こうの出来事だから詳しいことは知らないけれど、もし総理が衝立の向こうの人が立ちあがって声をかけてきたのに行っちまいやがったというなら、それは間違いなくシカトだろうね。
 
あれを見てたら自分が中坊だったころのことが蘇ってきた。
 
中学一年の夏の初め。
ある朝行きたくもない学校に行ったら二つ上の学年の先輩たちがコソコソと、だがわざとこっちに聞こえるように話をしていた。  
「あの子は先輩をナメている。昨日の夕方、○○の前で挨拶もせずに素通りしていった。生意気だ。」
そんな内容でさ、どうやらオイラの話をしていたらしい。
思い当たることと言えば、確かに昨日の下校中、植え込みの陰に誰かがいたような気がしたよ。でも別にわざわざ確認に行く理由もないから普通に通り過ぎたんだ。
 
知らない上級生に「生意気」だと言われる筋合いはないし、だいたい用があるならそちらから声をかけてくればいいだけの話だ。あの人たちは下級生が飼い犬のように駆け寄ってきて頭を下げてくるのを望んでいるだけで、何かを伝えようとしていたわけではないに違いない---。
 
自分はひとりでプンプンしていたが、先輩たちは悪口を言っているだけで手を出してくる気配はなかったから、ただ放っておいた。なぜか何の接点もない先輩たちから「生意気そう」「髪型が気に入らない」「態度が可愛くない」といわれることが多かったから、そういうのは慣れてたってのもある。
そして思った。「あの人たちだって、去年や一昨年は上級生たちに押さえつけられていたに違いない。また今頃の時期は高校受験でストレスも溜まってるだろう。あまり強くもない運動部で最後の大会に向けて無理な練習をしている人たちもいるだろう。一年坊主の自分は彼らから見れば極楽とんぼに見えるかもしれないなあ。」
自分は先輩方のストレスに対しては何の責任もない。でも、来年入ってくる自分の後輩たちのストレスの素になるようなことはしちゃいけない。それは自分の責任だ--- そんなことを考えながら、中学一年を過ごした。
 
まあ、避難所の光景とは直接関係のない話だけどね・・・。
  
とりあえず総理大臣をはじめとする現政権の皆さん。その他の偉い人たち。
現在起きていることについては、あなたがたに責任のない問題もあるでしょうよ。
過去の責任を取らなくてはならない人たちが自分からノコノコ這い出てきたりするわけがないから、批判に晒されながら理不尽だなあと思うことも多々あるでしょう。
でも、絶対に現状から目を逸らさないでね。
あなたがたには未来に対する責任があるんだから。
 
そして、あの猛抗議の女性を含めて、今生きているすべての人に未来に対する責任はある。
それぞれが責任を持ってやるべきことをやる。できる範囲で、精一杯。皆が力を発揮するように、お互いにプレッシャーをかけあい、お互いが補いあう。見て見ぬふりはしない。「日本はひとつのチームなんです」なんて言葉も聞くけどさ、強いチームはそうやって勝ち上がっていくもんだ。

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