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2011年6月

2011年6月29日 (水)

「JIN-仁-【完結編】」最終話:生きてるってのぁ、有難ぇなあ。

日々の生活に追われていると、忘れてしまうことがある。
そういうものを思い出させてくれるドラマだったかな。 
 
人は何のために生まれてくるのか。
そして、死んだらどうなってしまうのか。
今ここで生きている意味とは、何だろう。
  
簡単に答えの出ることではないけれど、
仁先生の6年間はそのひとつの答えを象徴的に示してくれたような気もする。
 
今を懸命に生きることで未来の可能性が広がること。
後の世にその存在が忘れ去られてしまったとしても、その人が生きた証は永遠に引き継がれていくこと。
「たとえ見えんでも聞こえんでも、せんせぇの傍にいる。」とリョウマは笑ったが、
我々現代人の中にだって姿を見たことも声を聞いたこともない御先祖たちが生きてるんだよね。
 
このドラマの結末はオリジナルとは違うものらしい。
これには賛否あるんでしょうな。特に原作知ってる皆さんがどう思ったのか気にはなる。
個人的には、咲さんにはもっと仁先生の記憶を残してあげても良かったかな、とは思う。薬を拾った恭太郎さんも。
そのことを示す手紙が橘家に伝わっていて、仁先生の子孫を名乗る仁先生(!)にちゃんと手渡されるとかいう形でも良かったのかな、と。
存在を忘れ去られた幕末のスーパードクターの技術や知識、志だけじゃなく、ちゃんと人間・仁先生を覚えていてくれた人がいたんだ、っていうのもアリかもな、と。
 
パラレルワールドの考え方についても賛否あるとは思うけど、これは我々が知っている過去や現在にも無数の可能性があり、このドラマの結末についても他の可能性も考えられるということを示したかったのかな、と思った。
別の仁先生が幕末に帰って咲さんを救い近代化の波に乗って仁友堂を大きくしていく話があってもいいし、現代に戻った仁先生が仕事でフランスに行ったら未来さんにバッタリ出会ったりする話があってもいい。
このドラマはB級SFだから、野口くんが仁先生に説教を垂れながら示してくれたタイムスリップの謎に対する答えにツッコミを入れるのは野暮ってもんなんだろうね。
 
このドラマ、登場人物も魅力的だった。
「ハイ!」「ありがとうございます!」が印象的な仁先生。
満足できる環境でなくても精一杯のことをやろうとする真摯さ、自分の腕を過信しない謙虚さ。プロってこうあるべき、というひとつの手本だね。医師としてはプロの鑑のようなのに、泣いたり笑ったり・・・その素顔の、素直で人間らしいことといったら。
ドジっ子的な雰囲気を醸しながらも芯の強さを随所で発揮した咲さん。強い人だった。(中の人、再来年の大河ドラマも頑張ってください。)
恭太郎兄さんも如何にも若い旗本家の総領という雰囲気が出てて良かった。第十話、最終話は抑えた演技の中に葛藤する気持ちが手に取るようだった。
栄さま。武家の奥方らしく感情を露わにしない演技だったけど、母の思いは十分すぎるほど伝わりました。中の人も綺麗な女優さんなのにさ・・・あの眉毛のないメイクが時代劇っぽくて好感度大。
野風さん・・・あの儚げな感じが、凛とした佇まいが、とても好きでした。
いつも一生懸命な山田先生、優しくて頼りになる福田先生、若くて情熱的な佐分利先生、気高く誇り高い多紀先生、良識的な松本先生、それから偉大な先人・緒方先生・・・お医者さんたちもカッコよかったなあ。
お茶目で優しくて大らかで「本物もこうだったらいいな」と思わせてくれた坂本龍馬。このキャラクターは暗殺されちゃうのがお約束だけれど、初めて「この人には死んでほしくない」と思ったよ。絶命した11月22日の初雪、あれはきっと龍馬がみんなに会いに行ったんだよね。昔のことを思い出す野風さん、空を見上げてしみじみと杯を傾ける勝先生・・・切ないシーンでした。
無口だけど存在感のある西郷吉之助。大きくて強そうなのに優しそうで、もうね、期待通り。他のドラマの西郷どんが思い出せない。ここしばらくは幕末モノの映画やドラマの西郷どんは、この西郷どん以外禁止したいくらいでごわす。
小粒でもピリリと辛そうな勝先生。挑むような上目遣いが頭の良さと剣豪らしい凄味を醸してた。でも口を開けば江戸庶民と同じ早口の巻き舌。明るく、強く、軽やかだ。こういう小粋な勝さんは久々に見たような気がする。
第一話で登場した象山先生も存在感があったね。傲慢で嫌味なだけのキャラクターに描かれたりもする人なのに、エキセントリックに生き急いだ感じが伝わってきて好感が持てたよ。 
 
こんなキャラクターたちにも会えなくなっちまうんだなあ(泣)
 
過去から現在、未来へと繋がる大きな時間の流れの中で出会いと別れを何度も経験しながら
大切なものを繋いでゆく人間の営みについて考えさせてくれた日曜の21時。
遠い未来のどこかで、ふと思い出すかもしれないねえ。
 
生きよう。
ドラマのセリフじゃないけど、生きてるだけで有難い。
生き抜いて、またどこかで会いましょう。
 
 
 
 
・・・なんつって。以上、雑感(別名チラシの裏)でした。
いろいろ真面目に(?)書いてみたけどさ・・このドラマ、ギャグパートも面白くて、それも毎週楽しみだった。

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AGEHA続編。

ウチの山椒の木に棲息している謎の幼虫が脱皮してた。

Photo
普通のアゲハチョウより青みがかった緑色。
これ、たぶんカラスアゲハだね。 


下が、教科書に載ってる普通のアゲハチョウ。
柄がだいぶ違うわな・・・。 
Photo_2
 
 
みんな、どうか無事に巣立ってくれ。

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2011年6月22日 (水)

「JIN-仁-【完結編】」第十話:人が生きる意味。

第九話は感想文をサボりました。
いろいろ感じるところはあったんだけど、何書こうか考えてるうちに「とりあえず面白かったし、それ以上はどうでもいいや。」という気分に。
前回、ストーリーとは関係ない部分で凄いと思ったのは、脇役のキャスティングの贅沢さ。そして脇役だからといって人物像の造形を雑に済ませていないという点。スタッフの皆さんもいい仕事してるけど、俳優さんが、また凄い。
特に前回目に付いたのは西郷どん。見れば見るほどハマってるね。あと数年間は藤本さん以上の西郷どんは見られない気がするよ。それくらいの存在感。動か静かと言ったら「静」。水か火かと言ったら「火」。理か情かと言ったら「情」。外観が「らしい」というだけでなく、そんな内面を含めた人物像がクッキリと浮かび上がってくる。このドラマに限らず、ドラマや映画の見せ場って登場人物の意見や感情がぶつかり合ったり溢れたりする場面が多いと思う。そういう中では、この西郷どんのような寡黙でどっしりとしたキャラクターはいいアクセントになる。
対照的なのが勝先生か。上と同じような分類をするなら「静、水、理」。西郷どんとは真逆の、さらりとしたキャラだが決して軽薄なわけじゃない。境界線を軽々と飛び越える類の軽やかさ、都会人らしい淡白さ、そして妙な凄みのある冷静さが絶妙だ。幕末ドラマというのは熱がこもって息苦しい雰囲気になったりしがちだけど、こういう冷めたキャラがいてくれると見てる側はホッとするし、何より空気が「締まる」よね。
 
で、第十話雑感。
 
遂に「悪友」リョウマを失ってしまった仁先生。(視聴者である自分も悲しい。ついでに仁先生の「りょぉまさぁん♪」の台詞が聞けなくなるのも。笑) この大切な友人を救うことが自らの使命と思い、そこに自分が幕末なんぞに飛ばされてきた意味を見出そうとしていた先生にとっては、あまりにも大きな喪失だったろう。そこに自らの死の気配。何もかも無意味に感じてしまったとしても仕方ない状況ではある。
心に穴の開いてしまった先生を笑顔で待っていてくれたのは、三隅先生の陰謀のせいで酷い目に遭いながらも希望を捨てずに困難を乗り切った仁友堂のお医者さんたち。牢屋にぶち込まれて心身ともにボロボロになりながらも守るべきものを守りきった山田先生が、仁友堂を畳みたいと言った仁先生に亡き洪庵先生の志を思い出させるべく喝を入れたシーンは良かった。佐分利先生が仁先生との出会いを感謝するシーンも。
 
その山田先生を助けるために三隅先生を罠にハメる策略を仕掛けた策士・勝先生が、遂に西郷どんと対決。日本が新しい国として再出発をすべきときに内戦で国が疲弊すれば列強の餌食になっちまう・・・という話を、小さな茶碗の中での争いに例えるんだが、西郷どんは「坂本さぁが同じことを言っていた」と言う。勝さんは「おいらがあいつを真似てるんじゃない、あいつがおいらを真似てるんだ。おいらはあいつと一緒なんだ。あいつは終わっちゃいねえんだよ。」と。・・・あいつはおいらの代わりみてえに動いた挙げ句に殺られちまったが、ご生憎さま、まだ親玉であるおいらが生きてやがるんだベラボーめ、という意味か。前作の「あいつ(リョウマ)がいなくなっても、あいつの代わりは出てくる」という、ちょっと聞いただけでは冷たく聞こえるような台詞と被せると面白いかもしれない。「誰かが斃れても、その志は別の誰かによって引き継がれる」と勝さんは言っているのだ。こんな重要なことをサラリと言ってのけるとこが粋だよねえ。
 
ということで、今回のテーマは「受け継がれる志」といったところかね。
洪庵先生→仁先生、洪庵先生→お弟子さんたち、仁先生→仁友堂の面々、勝先生→リョウマ・・・といった具合に。
野風さんの出産の回では、ひとりの人間の命には限りがあるけれども、それは新しい命によって確実に未来へと受け継がれる・・という命の繋がりの話をした。今度は「たとえ自分が死んでも、その志は技術や知識とともに誰かの手に残る」という話だ。これは人が生きる意味でもある。人が人と出会う意味でもある。そうして受け継がれた有形無形の財産は、ときには時間も空間も軽々と超越して、また別の誰かと出会うんだ。
仁先生の「自分は何故幕末に送り込まれてしまったのか」という問いは、生まれてきた意味を見出そうとする人間の問いそのものじゃないのかな。 
 
 
次回が最終章。
このままだと上野戦争にでも参加しそうな恭太郎兄さんが心配だよ。生き残って帰ってきたとしても勝先生にぶん殴られそうだし。リョウマも幸せそうな顔で死んでいったけど、未来への希望で胸がいっぱいの人間はみんな幸せそうな顔をしている。御旗本の恭太郎兄さん、そして橘家の皆さんに未来はあるのか・・・?

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2011年6月20日 (月)

AGEHA

・・・ってローマ字表記にすると微妙にギャルっぽいな。
 
いえね、ウチの山椒の木に毎年やってくるアゲハチョウの幼虫なんですがね。
通常の二齢とか三齢の幼虫って、こんな色柄なんだが・・・(一応、鳥さんか何かのウ○コの擬態らしい。笑)

 
Photo
 
今度発見したヤツは、こんな色をしてる。
 
Photo_2
 
最初はミュータントかと思ったんだけど、こんなのが3匹もいるということは、きっとこういう種類なんだろう。サイズも若干大きいし。
 
脱皮して緑色の五齢幼虫くらいになったら正体がわかるかもしれん。
そしたら、また幼虫ネタで更新します。
 
・・・申し訳ないねえ。久々の更新が、アゲハチョウで。
キモチワルイとか言わないでね。

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2011年6月12日 (日)

「JIN-仁-【完結編】」第八話:船中九策ぜよ。

第九話放送当日に前回の感想文をメモるというのも如何なものかとは思うんですが・・・ここ数日、眼精疲労で死にそうだったんで赦してくれ。
そういやこないだ原作コミックがノベライズされてることを知ったよ。ドラマ版もノベライズされないのかな。売ってたら買いそうな気がする。
 
以下、雑感。
 
■「九、・・・」
リョウマが九策目を書き始めたのを見た瞬間、「あ、(歴史が)変わっちまった。」と呟いてしまった。遂に歴史に仁先生の痕跡が刻まれたわけだねえ。前回仁先生から保険の説明を聞いて「講のようぜよ」と喜んでいたリョウマだったが、まさかそれがこんな形に・・・。
 
■「おいらや一翁さんが教えた」
船中九策(!)の中身に目を通した勝先生、愛弟子リョウマが自分たちの教えをしっかり覚えていたことに大満足(あのニヤケ具合は相当喜んでると思う。)というシーン。台詞の中にさらっと盟友・大久保一翁さんの名前を出してくれるあたりが、この脚本の気の利いたとこだと思う。
西郷どんとの遣り取りの中でリョウマが言ったこと---「内戦で国が分裂し疲弊すれば植民地化を狙う列強の思うツボ」「戦をやれば、力で敗れた者たちの恨みが残ってしまう」。これも先生方の受け売りなんだろうけど、キャラクターがやたら硬派な一翁さんや、煮ても焼いても食えない勝さんが言うより、リョウマが言ったほうが温かみがあるんじゃないかと思えたのは、このドラマの「中の人(=内野さん)」の魅力によるものなんだろうか。
 
■「新しいものが生まれる」
新しい命の誕生、そして新しい時代の誕生。ふたつの「未来」に繋がる誕生を上手にシンクロさせる作りだったね。ベタな描き方かもしれないけど、そういうの嫌いじゃないよ。
 
■やはり医療ドラマ・・・。
今回も手術のシーンが怖かった・・・が、妊婦さんが麻酔ナシで虫垂炎の手術をしたとか、麻酔が全然効かないのに帝王切開の処置に入らざるを得ない状況になって・・・とかいう話を聞いたことがあったので多少落ち着いて見れたのかもしれない。母は、強し。
 
・・・まだいろいろ書きたいこともあるんだが、とりあえずこんな感じで。長州藩士・東さんの最後の独白(兄上云々、ってヤツ)も今後の伏線なんだろうな。気になって仕方ない。
 

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2011年6月 7日 (火)

最近納得できないこと。

■薬局の棚から姿を消したもの。
お気に入りの目薬(コンタクト用)が、何処を探してもない。昨日も今日も会社の近くや家の近所の薬局やスーパーの薬売り場をたずねて歩いたのだが、その銘柄の棚だけがスッカラカンになっている。
出てこい、スマ○ルコン○クト(泣)
 
■日曜20時にTVで見たもの。
いったい何が狙いなんだろうか。こいつは何かの陰謀じゃなかろうか。
何より「自分の意志を貫く」宣言の馬鹿らしさったら。意志の強い人は好きだが、自己の好き嫌い丸出しで生きている横暴な甘ったれは嫌いだよ。まして他人が自分に奉仕するのは当たり前で、自分から他人に歩み寄る気なんざ一切ない自分至上主義が花盛りと来た日には、もうね・・・。登場人物が会話の終わりに安っぽい恋愛観を語るオマケ付きというのも気味が悪い。この台詞の内容で男女を逆転してみたら面白いだろうよ。きっとメンズトークが気持ち悪いから。
この話を書いてる人、誰かに復讐したいのか。たとえば、役者とか、過去の日本人とかに。それとも単に「欲求不満」なのかな。つーか、これを毎週日曜20時に放送している某公共放送よ。あんたらの真の狙いは何だ。
・・・二晩寝たのに、オープニングの変な踊りが瞼の裏にこびり付いて離れないよ。去年の時点で番組ごと大政奉還(?)しちまえばよかったんだ。(そういや、これって時代劇なの?)
 
■政治屋さん。
「自分たちには各方面に繋がりがあるから、政権さえ譲り渡してくれれば上手くやって見せる」って言ってる人たち。だったら今出来ることをやれよ~。財布を握ってないと何もできないとは言わせない。今行動して、その実績を根拠に「だから我々に政権を託してくれ」と言えばいいんじゃない? 与党じゃなくて国民に向かって。
 
■iPod
中のデータがぜんぶ消える羽目に。ちーん・・・。
 
 
以上、愚痴でした。
もう眠いので某ドラマの感想は明日書こう。安道名津、美味しかったぜよ。

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2011年6月 4日 (土)

冷凍みかんキャンディ(春日井製菓)

冷凍みかんキャンディ(春日井製菓)
溶解する際に熱を奪う甘味料エリスリトールの性質を利用した冷たい食感のキャンディ。硬いが脆いので、噛むと簡単に砕ける。そのヒンヤリ感とシャリシャリした食感によって冷凍みかんを表現してみたよ…という製品。数日前にコンビニで買ったんだが、ずっと寒かったので食す気になれず、カバンの中で待機状態だった。
 
味は果汁20%のオレンジジュースのような感じ。スッキリした後味なのは良いのだが、小粒の甘い蜜柑を冬のうちに冷凍したものをイメージする人のためにもオレンジの濃い味をしっかり付けてもよいのではないかと思ったよ。
 
いろいろ注文をつけたけど一袋あたり5kcalは嬉しい。これから暑くなるし、ヒンヤリ感を求めてまた買っちまうかな。

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2011年6月 2日 (木)

長谷部誠「心を整える。---勝利をたぐり寄せるための56の習慣」(幻冬舎)

蹴球選手の本。もともとサッカー好きなんで(しかもドイツファンなんで♪)、さらっと読めました。これ、流行ってるうちは読むまい、と思ってたんだけど、会社で回し読みしてたんで自分も一晩借りることにしたんだよね・・・。
 
まあ、結論からいえば、読んで良かったのかな。
 
まず、内容と関係なく読んで嬉しくなった点を3つ。
 
①あんたもニーチェ好きかい?
著者はニーチェも読んでいたんだね。自分が出会ったのは高校生のころ。著作の底に流れる強い自己肯定の精神にびっくりした記憶があるよ。ニーチェをテーマにした論文も褒められた。(オイラを目の敵にしていた倫理の先生が作者を知らずにべた褒めしてしまい、レポートの出所を知って心底後悔している表情を目撃したときは可哀そうになったけど・・・。)
 
②あの親日家が元気でやっていることを確認できたこと。
スゴくイヤな形で日本の某クラブと袂を分かって以来、殆ど日本とは関わっていないように見えるリトバルスキーさん。華やかなプレースタイルのドリブラーで、明るくお茶目な雰囲気のオイチャンだった。ちょっと興味をそそられていろいろ調べてるうちに、まるでファンタジーに出てくる旅の賢者のような内面の人のように思えてきてね・・・あれは自分がまだ未成年の頃だった。長谷部のチームで代行監督をやってたのは知ってたけど、外国のニュースを読んでる暇もなくって(英語やドイツ語は自分の語学力では読むのに時間がかかってしまう)どうしてるのか詳しく知らなくってさ・・・。
 
③よく纏めた!
これは著者じゃなくって、監修・編集の担当者を褒めている。あと、企画の人。こういう本って取りとめのない自叙伝風の本になりがちなんだが、それをこういう形に纏めたというのは素晴らしいことだと思います。とにかく読みやすかったよ。
 
【評】
メンタルマネジメントの本、という位置づけなのかなあ。前半の具体的な「心の整え方」(?)については、自己啓発系の本にはありがちなメソッドだと思ったし、自分はそういうことを真面目にコツコツできるような出来た人間じゃないんで学習本という捉え方をすると、すごく得るものがあるという感じではなかった。
ただ、共感を持てる部分が多かった本ではある。
失礼を承知で言うと、どうやら自分は少しだけ長谷部氏と思考回路が似てるような気がしたよ。ただ自分の場合はあちこち断線してショートしちゃってるので上手くいかないことが多いけれど。あと、自分の場合は「人生宝探し」だと思ってるので物事の奥にある核の部分に触れたと思った瞬間に満足しちゃうとこがあるんだが、長谷部氏は本物を自分のものにし、それで何かを作り、それを人に分けてあげることまで考えてるような気がした。まあ、どちらがいいとかいう話じゃなくて、自分のスタンスに改めて気付けたのは良かったと思う。
「人を恨まない」或いは「人に媚びない」のクダリには大いに共感したよ。「恨み」って人の生きる意味を誤らせるものだし、「媚び」は最終的には人から自信を奪い取るものだし、単独でも十分宜しくないけど、人に媚びて成功にありつこう(=自分は成長しない)って人は、上手くいかなくなると人を恨むんだよね。そういう仲の良い双生児みたいな感情を同時に否定してるあたり、この人は弱い人間にならないために努力してるんだな、と思った。
「最悪の結果を想定する」っていう、メンタル・リスクマネジメントっぽい話ね。サッカーの試合に限らず、人生には力を尽くしても望んだ結果が得られないことはある。いいことをしたから未来をコントロールできるというのは嘘だと自分も思う。それでも努力するのが「逃げない」ってことだし、だからこそ未来のために努力することが尊いのかもしれない・・・と考えさせられた。
 
長谷部氏がいつまで現役を続けるのかは分からない。そして短い現役生活の後に長い第二の人生が待っていることは間違いあるまい。今後彼がどういう道を歩むのか、注目していきたいと思う。

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「JIN-仁-【完結編】」第七話:なんでそんなこと訊くんだい?

気温が上がりきらないうちに梅雨入りすると、こんなに寒いものなんだねえ・・・。
ということで、第七話の感想文でやす。
 
このドラマ、別に幕末の歴史なんざ分からなくったって或る程度は楽しめる作りにはなってると思うんだが、やはりちっとはネタを知ってるほうが楽しめるよなあ、と思いながら見てる。逆に今の某公共放送で20時からやってるホームドラマは歴史を知らないほうが見ていてマシな代物と聞いているよ。これって「JIN]はB級SFでありながら、ちゃんと歴史物のドラマになってるっていう意味じゃないかと思ったよ。
 
以下、雑感。
 
■龍馬の裏書(笑)
平仮名だらけの和歌なんか書いてきたせいで、謎解きになっちまったじゃないか(笑)。龍馬の手紙が仮名だらけなのを知っている人にとってはニヤリとさせられるシーンでもあるね。
 
■歴史の修正力なるもの、に新解釈?
このドラマのテーマのひとつであろう「歴史の修正力」。「この時代の人間が未来を変えたいという強い意志をもって行動した結果、本当に未来が変わったとしても、それは歴史を変えたことにはならないのではないか」と。このドラマは女性が賢いね。そして、強い。どなたか親切な方、女性を賛美しようとした結果、登場する老若男女すべてを引きずり降ろしているとしか思えない20時からやってる別の局の別のドラマの脚本家先生に、こういう描き方もあるんだよ、と教えてあげてくれ。
 
■永遠の命。
自分が死んでも、自分の血を受け継ぐ者がいる。その者が死んでも、またその血を受け継ぐ者がいる。そうやって命を繋いでいく。だから自分は死なない。・・・ちゃんと覚えてないけど野風さんはそんな意味のことを言っていた。そうだよなあ・・・未来に繋がっていく命は、過去からもずっと受け継いできたものだ。自分の命だって、これは生命誕生からずっと繋がってきたものなんだわな。野風さんが仁先生への気持ちを自分が見ることのできない未来に託したシーンではあるけど、生命の尊さを考えさせるシーンでもあると思った。
 
■二年という時間。
仁先生に「二年後の生存率は五割」と告げられた野風さん。普通に考えたら衝撃的かつ過酷な宣告なんだけれど、野風さんは「二年も!」と泣いた。予想していた展開だったのに、なぜかぐっと来た。あの瞬間が今回のクライマックスだな。野風さんの中の人の涙が美しかった。ガンが転移してしまって、結局は仁先生(と佐分利先生)のガン治療は延命でしかなかったということになっちまったけど、これが第五話の延命治療の肯定を踏まえて見ると、また味わい深い。
二年あれば、生まれてくる子を抱き、笑顔を見、声を聞き、手をつないで歩くこともできる。野風さんの夢を叶えることのできる二年という歳月を、自分は無駄にしてきたことはないかな、とちょっと考えさせられた場面でもある。
 
■酔っぱらい咲さん。
目が据わってて面白かったぞ。しかも可愛かった。
 
■なんでそんなこと訊くんだい?
咲さんも洪庵先生も先生が未来からきたことを知っているし、死んだ象山先生は謂わば「同類」だ。龍馬も気づいているし、野風さんも気づいているみたい。で、今回は「西洋の暦では、何年ですか?」と訊いた仁先生に、「なんでそんなこと訊くんだい?」と勝先生が訊き返すシーンがあった。勝先生の中の人・・・凄い目をしてたな。今回の隠れた名演技だったよ。軽くてサラリとしてるのに只者ではない雰囲気を醸す小日向さん、いい役者さんですな。この勝先生が仁先生の正体に気づいているのかどうかは、はっきり分からない。でもリアル勝さんが、もし変な医者から「自分は未来の人間だ」と告白されたとしても「うん、そういうこともあるんじゃねえか? まあ、おいらはそんなこたぁどうだっていいんだけどよ。」と軽く流しそうだと思ってるのは自分だけ?(端から信じてなくて馬鹿にしてるとかじゃなくって、文字通り「気にしないよ」って意味で。)

■千里眼・勝先生、本領発揮。 
そして、今回も勝先生はひとり余裕だ。幕府の動きは「知らねえよ」なくせに、「大政奉還」という大逆転を狙う愛弟子の意図は筒抜け、行動は想定の範囲内。
 
■恭太郎さん、スパイ化。
恭太郎さんに龍馬監視役を命じたのって前にも出てきた板倉伊賀守さま? 確認できなかったよ。つーか恭太郎兄さん・・・こういうことはK先生に相談しなよ。バレたら怒られるよ、K先生に。
 
■ルロンさん、山田先生。
なんか、なごむんだよね。「ノカゼサンハ、トテモ、アタマノイイヒトデス」みたいなことを言ったときのルロンさん。仁先生と咲さんのやりとりを楽しそうに眺めてる山田先生。どんな生きづらい時代にも穏やかな日常があるということに気づかせてくれる二人だった^^
 

 
・・・龍馬が「うそつき宣言」をしたところで、また来週。(うそつきの弟子に法螺吹きの師匠か・・・いいね。笑)
「戻るぜよ、あん世界に」って思いながら日常に戻る週末も、あと4回くらいか。先が見たいけど、終わっちゃうのが残念だ。

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2011年6月 1日 (水)

香水: HUGO BOSS "BOSS"

ブランド:ヒューゴ・ボス
名称:ボス
 
TOP:シトラス、アップル、シナモン
MID:ゼラニウム、クローブ、モス
LST:サンダルウッド、シダーウッド、ベチバー、オリーブウッド
 
・優しく、クドくない。甘酸っぱい蜜林檎とシナモン。特にムエットで試したときはフルーティな香りがしっかり感じられた。どっかで嗅いだことのある印象の匂いだなあ、と思ったら、これってアップルパイのフィリングじゃ・・・(笑)
・肌になじんでくるとスパイシーさと独特の清涼感がしっかり絡み合い、ラストは乾いたウッディノートがさりげない余韻。
・優しいのにエネルギッシュ。ヒューゴ・ボスのスーツが似合う優しく強い男に使ってほしい、という狙いがあると見た。
・湿度の高い日だと、ウッディ系やモスの香りが若干強調されるのか、何だか固形の墨の香りっぽくなる。できたら晴れた日に使いたい香りだな。

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香水: DAVIDOFF "COOL WATER GAME"

ブランド:ダビドフ
名称:クールウォーター ゲーム
  
TOP:クーリングエアー、フルーツ、スパイス、バジル
MID:バイオレット、ラベンダー、マリーンウェーブ、ブラックカラント
LST:ピュアムスク、モス、ウッディ
 
・2006年の国内発売日より先にミニを入手。鮮やかなブルーのビンやデジタルっぽいイエローのロゴデザインが「COOL WATER」っぽくなかったから、期待はしつつも不安なものが。
・優しく、明るく、ライトな香り。ほんのりマリンノートが効いてる点なんかも高感度は高そうなんだが、この香りなら別にクールウォーターという冠を付けなくったっていいじゃないか、と思う。
・とはいえ、若者向きマリン系にありがちな、いかにもアウトドア&スポーツの薄い香りという感じではなく、どこか都会的なお行儀のよさはあるんだが。
・トップノートはクリアな若々しい印象、ミドルノートはラベンダー+オゾンノートが中心で軽やか且つ親しみやすい香りなので、オゾンノートが嫌じゃなければ使いやすいと思う。ラストノートも濃厚な感じではないから夏でも嫌味な香り方もしない。まあ・・・初心者向けかな。

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